トリラボ スリップメータ測定機 (傾倒式静摩擦係数測定機)

滑り片を水平に動かした際に、滑り片が滑り始める角度から算出する方法
TRILABスリップメータ測定機・(開発=東北大)

【すべり片を水平に動かした際にすべり片が滑り始める角度から算出】

tlilab

【静摩擦係数測定(SCOF)】

【数値表示単位】

μs(静摩擦係数)

μs=0.00(最小)~1.73(最大・tan60°)

 
【測定原理】
測定対象面に接触子を介して鉛直方向から 荷重を加え徐々に加圧シャフトを傾け、接触 子が滑り始めた角度をθとして摩擦係数μs を表示

 

                                         

【TRILAB スリップメータ Type:TL501】

【静摩擦係数測定原理】

μs=Fh/Fn=tanθ

μs=0.00(最小)~1.73(最大・tan60°)

 

 


【 ソグナップ滑り抵抗値基準範囲 】《トリニティー Type:TL501》

μs<0.3

すべりを伴う歩行領域

歩行時に極めて滑りやすい

0.3≦μs<0.5

状況により危険

乾燥時の歩行においては、すべりを生じにくいが、水濡れ時の歩行においては、すべりを生じることもある

0.5≦μs

安全

乾燥時の歩行、水濡れ時の歩行、いずれにおいても歩行時にはすべりは生じず、安全性が高い

 
現在日本では、建築基準法などの法律上では基準値や規制は設けられていません。また、タイルメーカーが発売している「滑りにくいタイル」にも基準がなく、その殆んどは感覚値であったり、単に凹凸があるという形状に頼っているだけで防滑効果は低かったり、などというのが現状です。